2013年12月14日土曜日

「毎月11日の会 」・・・。12月例会が終わりました。


12月の例会は、東京在住の高由貴子さんを迎え


『東北のお菓子屋さんと東日本大震災』と

題して話していただきました。


高さんは無類のお菓子好き、2005年にブログ『近所の和菓子屋さんの豆大福、パン屋さんのあんぱん』を立ち上げるやいなや評判になり、『東京いとしの和菓子』という本も出しておられます。

2011年におきた東日本大震災の時に
「東北の大好きなお菓子はどうなったのだろう。」というのが主な思いで東北にボランティアで入り菓子舗を廻られました。

高さんは、いろんな方の励ましでお店を再興され、地元に根付くお菓子を作り始めた菓子舗を訪ねて取材し、お菓子の写真を撮ってブログで多くの方々に発信されています。



志ほがま
宮城県塩竈市宮町「丹六園」

天然記念物の「鹽竈桜」が木型で作られている。

宮城産糯米粉
藻塩
青紫蘇

格式の高い軟落雁


長寿楽


宮城産糯米

胡桃
黒糖

軟落雁

「丹六園」はなんとか難を逃れ、
レシピ、木型が残った。

いろんな方の励ましもあり復興へ向かわれている。



ゆべし(おかし工房木村屋)



どぶろく饅頭(おかし工房木村屋)
震災で店舗、工場、自宅は流出
仮設で営業再開。

お祭最中(御菓子師 玉嶋屋)

2012年、全国和菓子協会より
「選・和菓子伝統職」に認定された。
あの、虎屋と同じ賞。

どのお菓子もずっと前から東北の方たちと共にあった。
震災で途絶えることなく又次の時代に伝えられる。

高さんは本当に良いお菓子を選んでくださった。

お菓子に焦点を当て話して下さった事で、
あの東北で被災した方達、
多種の職業、家族、一つ一つが
被災している、ということを今更ながら思う。

2013年11月28日木曜日

毎月11日の会12月『東北のお菓子屋さんと東日本大震災』

「毎月11日の会12月例会」は、
高 由貴子さんに東北のお菓子屋さんと大震災
のことを話していただきます。

スピーカーの高 由貴子さんは、生まれも育ちも東京渋谷。あんこ好きの遺伝子をもたれています。
スタイリスト・雑誌の編集を経て、2005年5月にブログ『近所の和菓子屋さんの豆大福、パン屋さんのあんぱん』をスタートするや評判になり『東京いとしの和菓子』という本になりました。
現在は雑誌、テレビ、講座などでご活躍。講座では「ひとつづつ丁寧にこしらえたお菓子のいとしさ、店や町の歴史、土地柄とそのお菓子の由来」を語りながら町歩きもされる、近所のお菓子屋さんの語り部です。
2011年3月11日、東北のお菓子屋さんを案じ、情報を集めてブログで状況を発信、その後被災地にボランティアしながら訪ねられました。
2013年3月11日「毎月11日の会 特別例会 東日本大震災追悼の会」では、岩手県、宮城県、福島県から1品づつ選ぶお茶菓子のアドバイスをしてくださいました。

この日は
♪高 由貴子さんチョイスの「お茶菓子」と
♪ギャラリー佑英さんがチョイスした陶芸作家の「お茶碗」でお抹茶を
準備します。お楽しみに!

■日時 2013年12月11日(水) 18:30~20:30
■場所 大阪駅前第2ビル5階 総合生涯学習センター第5会議室
■参加費 千円   ■定員 20名
事前にお申し込みください。

阿部 健090-1241-0113/田中090-5129-8335
山明美 080-5324-3039/大森俊子090-1718-1482




2013年11月6日水曜日

「毎月11日の会」・・・11月例会のご案内。

1111()
「『毎月11の会』振り


阿部  健・田中淳介 大森俊子・徳山明美
2年近く開催してきた「毎月11日の会」を、ここで立ち止まって考え直していきます。これまでを振り返り、事務局からひとことづつ話をします。


○時 間   18:302030
     大阪駅前第2ビル5 
      総合生涯学習センター第3会議室
○参加費   無料      定員  20名

2013年10月12日土曜日

「毎月11日の会」 10月の例会が終わりました。

10月例会のスピーカーの髙松昌子さんは、福島避難者こども健康相談会おおさか実行委員会をされています。

長年、こどもが、こどもとして、当たり前に成長していくことを支援する活動に長く携わってこられました。
自然に原発避難者の母子の支援へと向かわれました。

半年に一度、
「避難者こども健康相談会おおさか」を開催。
医師、看護師、弁護士、司法書士、保育士等の方々がボランティアで参加。
1組、約30分、医師による個別面談で健康相談。
その後、法律、生活、教育の相談や、
アロマハンドマッサージ、お茶会などを楽しまれています。
その間は、保育ボランティアの方がこどもと遊んでくれるので、お母さんたちは他の避難者と情報交換したり、お茶をゆっくりと飲めるという時間を持つことも出来ている。

健康相談会に寄せられた内容の一つを話してくれた。

福島県が18歳未満の子どもを対象に行われている県民健康調査。
甲状腺ガンが43人のこどもから発生。
こどもの甲状腺ガンは、100万人に一人ないし二人という極めて稀な病気なのでこれだけみても事の重大性はわかる。

ゼリーをつけた器械(2cm×5cm程度)を首に当てて、超音波で甲状腺を調べると言う第一次検査で、A2判定(5mm以下の結節や、20mm以下ののう胞を認める)を受けたこどもが44パーセントを占める。

「第二次検査はしなくて良いし、次の検査は2年後。大丈夫なんでしょうか?」

相談を受けた医師は、相談者の今の状況に応じアドバイスをし、又、スタッフたちと共に、お母さんから出来る限りの不安を除くフォローをしている。

こどもに異常が出たお母さんたちはこれからどのような気持ちでこどもを大きくされていくのだろう。

高松さん達が言われる、
「こどもが、こどもとして、当たり前に成長していくこと。」
この言葉の重さを思いました。

2013年10月2日水曜日

「毎月11日の会」・・・。10月例会のご案内。

「毎月11日の会」

10月の例会は、
髙松昌子さん(枚方市在住)をスピーカーとしてお迎えいたします。
髙松昌子さんは、福島避難者こども健康相談会おおさか実行委員会をされています。

こどもがこどもとして当たり前に成長していくことを支援する活動に長く携わり、自然に原発避難者の母子の支援へと向かわれました。
避難母子の現状とこれからを支援する立場から話していただきます。

10月11日(金)

午後6時30分~8時30分

○会  大阪駅前第2ビル5
    総合生涯学習センター第5研修室

○参加費 1,000 定員 20

  お申込み先 関西YMSネット事務局
  
    お問い合わせ
    阿部  健 090-1241-0113  
   田中淳介 090-5129-8335
   徳山明美 080-5324-3039  
   大森俊子 090-1718-1482

2013年9月12日木曜日

「毎月11日の会」 9月例会が終わりました。



テーマ     「自給的生活のなかで自分にできること」

スピーカー 藤原 誉さん 京都府美山町在住

      自然体験レストラン「田歌舎(たうたしゃ)」代表


「遊・食・住+エネルギーの自給」を目指し、京都美山で、19年間活動されている藤原さん。
ほぼ自給自足の生活をされています。

又、全国で展開されている
「ふくしまキッズ」にも、関西自然教育ネットワークの一員として参加され、
2013年の春、11泊10日でふくしまの子供たち39名を受けいられました。
配布された冊子に載っている子供たちの大きな笑い声が聞こえてきそう。

又、田歌舎の大きな取り組みは、きょうとグリーンファンドと協働で始まった「美山おひさまプロジェクト」。

自然エネルギーの輪が地域に広がることを願って
「遊・食・住+エネルギーの自給」に向け実践と発信を続けています。

レストランは、宿泊施設もあるそうです。


2013年9月11日水曜日

菱倉佳代さん「大震災に思いをよせて-これから行動隊の仕事」記録を掲載しました。

菱倉佳代さん(滋賀県守山市在住)「大震災に思いをよせて-これから行動隊の仕事」 
2013年6月11日に話して頂いた内容を収録しました。

菱倉佳代さん「大震災に思いをよせてーこれから行動隊の仕事」

福島県ご出身のご主人は、311の後、毎日原発の話ばかりされていた。それを聞いていた佳代さんは、ご主人ならではできること、音楽家の仲間でバトンタッチしてコンサートをやろうと背中を押される。ご主人は元大フィルのチェリスト。
ご自分がやられている「これから行動隊」文化部の催しとして「メモリアルコンサート」として続けておられる。

福島での放射能測定、除染のこと、帰省の折にバスや電車を乗り継いて石巻、気仙沼、大船渡を歩いて震災と津波の跡をたどられた模様を話してくださった。




2013年9月6日金曜日

自主避難した森松さん、相馬市で暮らす酒井さん、お二人の話を読んでください。

酒井ほずみさん(相馬市在住)「放射能と暮すこと-福島’11-’13」 
2013年7月11日に話して頂いた内容ほぼ全部を収録しました。

酒井ほずみさん「放射能と暮すこと-福島’11-’13」

森松亜希子さん(郡山市から大阪市へ避難)「自主避難の2年間」2013年5月11日のお話しの内容です。

森松亜希子さん「自習避難の2年間」

福島県で被災された女性でお母さんであるおふたりはそれぞれ、被災地で暮らすという決断、母子避難するという決断をされました。それぞれの現実、いろいろな問題にひとつひとつ悩みながら決断していく、いろいろな事を考えさせてくれるはずです。

ご閲覧ください。

2013年9月2日月曜日

「毎月11日の会」9月例会のご案内

「毎月11日の会」9月の例会

京都府美山町在住の 藤原 誉さんをスピーカーに迎え、

「自給的生活のなかで自分にできること」をテーマにお話ししていただきます。

藤原 誉さん 自然体験レストラン「田歌舎(たうたしゃ)」代表

◆  9月11日(水) 18:30~20:30

◆  展大阪駅前第2ビル5階 総合生涯学習センター第5研修室

    大阪市北区梅田1-1-2-5 06-6345-5000   
       
◆  参加費 1,000円

◆  定員20名(先着順)

ご参加をおまちいたしております。


毎月11日の会アーカイブス

2013年5月11日 自主避難の2年間 森松明希子さん 抄録を掲載しました。

2013年8月20日火曜日

2013年2月11日~2013年4月11日 スピーチ抄録を掲載しました。

2013年2月~4月例会のスピーチ抄録を掲載しました、
ご参照ください。

○2013年2月11日   http://juichimaithukiarchive.blogspot.jp/2013/07/2013111.html 
  避難、除染、家族、雇用の問題-南相馬のこれから 竹内容堂さん           
○2013年3月11日  http://juichimaithukiarchive.blogspot.jp/2013/08/2013311.html 
  心をいやすハンドマッサージケアの力 音楽の力 藤崎恵子さん          
○2013年4月11日  http://juichimaithukiarchive.blogspot.jp/2013/08/2013411.html
  過去にしてはいけない・・・-福島への思いと関西からの行動      木幡智恵子さん

*スピーチ内容は事務局で編集構成しており、文責は関西YMSネットにあります。

2013年7月30日火曜日

「毎月11日の会」 8月例会、ドキュメンタリー映画「石巻市立湊小学校避難所」自主上映、終了いたしました。


「毎月11日会」8月例会
ドキュメンタリー映画「石巻市立湊小学校避難所」の自主上映会は、
たくさんの方に御来場いただきました。

藤川監督からのメッセ―ジをお伝えし、映像を流しました。

『今日は石巻市立湊小学校避難所を観にきていただき、ありがとうごさいます。大阪に来れないことをすごく残念に思っています。
  この映画は、震災のあと半年に及ぶ石巻の避難所の生活を記録したものです。報道とは違う映像や、本音の声があります。
 震災から二年と五ヶ月になりますが、まだまだ復興への歩みは遅いです。人の気持ちも回復してないのです。
 この記録映画が、震災の理解を深める事に役立つこと、また、これから自分達に起こるかもしれない災害のとき、どう対処するのかということ。何かの役にたてば幸いに思います。

今日は、本当にありがとうございました。藤川佳三』




エンディングに流れる3月11日津波の映像、全篇のなかで唯一の震災映像



大勢の方が感想を書いてくださいました。ありがとうございました。

書いて頂いた感想の一部です。

○出演された皆さん、一人一人の感情がストレートに伝わってきました。何と言えばいいのか、「よかった」という言葉ではなく、人間の情動にふれたようなドキュメントでした。

○「忘れたいのに頭の中に映像がながれてくる」というゆきなちゃん、だきしめてあげたくなってしまいました。

○「起ったことは仕方がない」といい、頑張っている姿に勇気づけられました。

○シナリオのない映画、ありのままのドキュメンタリー、涙がかわかないまま笑い声が聞こえる映像、臨場感いっぱいでした。わたしのできることはなんでしょう、決して忘れないことをちかいます!


        猛暑の中、ありがとうございました。

2013年7月12日金曜日

「毎月11日の会」 7月例会が終わりました。


今月の「毎月11日の会」は、福島県相馬市在住の
酒井ほずみさんがスピーカー。

―放射能と生きる。'11~'13―

震災以降、ご家族との葛藤、高校生のお嬢さんとの葛藤。

いろんな事を経て福島相馬で生きることを決める。

「何か怖いことがあるかも知れない。ということより、
何か故郷で出来ることがあるかも知れないを選択したい。」

ほずみさんが、そう言って、お母さんを説得。
その後、静岡に避難していた娘も、
ほずみさんに同じ事を言って、
ほずみさんを説得。相馬で住むことに。

でも、恐怖はある。
だから、勉強した。
恐怖心を少し少なくするために・・・。

「私のやり方、私にとってのイエスは、
他の人にとってノ―であったり、
傷つけたりすることもある。
イエスは自分にとってだけのイエスである。」

お腹に赤ちゃんがいる。
12月22日が予定だそうだ。

お父さんは竹内容堂さん。
2月例会で話してくれた人。

相馬市で産んで育てるそうだ。

2013年6月29日土曜日

「毎月11日の会」7月例会のご案内

「毎月11日の会」 7月の例会

福島兼相馬市在住の
酒井ほずみさんをスピーカーに迎え、

「放射能と暮らすこと―福島'11~'13」をテーマに
お話ししていただきます。

酒井ほずみさん
『TEAM ONE LOVE』事務局
『そうま・かえる新聞』編集部
フロンティア南相馬、東北お遍路プロジェクトに関与


◆  7月11日(木) 18:30~20:30

◆  大阪中央公会堂 1階展示室(第6会議室から変更)
    大阪市北区中之島1-1-27 06-6208-2002
   
   会場が第6会議室から、展示室に変更になっています。      
◆  参加費 1,000円

◆  定員20名(先着順)

ご参加をおまちいたしております。


毎月11日の会アーカイブス

2012年10月11日~2013年2月11日 
スピーチ抄録を掲載しました。

2013年6月12日水曜日

「毎月11日の会」 ・・・。6月例会。―大震災に思いをよせて。―「これから行動隊」

 
6月の例会は、滋賀県守山市から、
菱倉佳代さんをお迎えして、
「大震災に思いをよせて」と題してお話しいただきました。
 
 

8年前に、「これから行動隊」を立ち上げられました。
60歳以上というのが行動隊に入る条件。
男女比、半々というこの隊は、
文化部、農園部、行財政部とあり、それぞれが関わりあいながら活動しています。
毎月、新人の市会議員を呼んで、話を聞いたり、貸農園を借りて野菜を作ったり。

3.11を機に、文化部は毎月、レストランでミニコンサートを開催。
菱倉さんのご主人が、大阪フィルハーモニーのチェロリストということで、主には、ご主人が企画。
そこで、三陸から取り寄せたワカメや、東北であがったた魚を料理したものを真空パウチしたものなどの物品の販売。
収益は、農園部で出来た野菜を福島の幼稚園に送る時の送料、コンサート出演者に渡す謝礼等に使われています。

昨年の12月には、
「てんでんこフォーラム・メモリアルコンサート」を開催。

以下の方々が講演されました。

佐々木 健さん(大槌町生涯学習課長)  「極限の自治体からの復興」

高野 正巳さん(福島から避難 長浜市在住)  「県内の被災者を励ます活動」

三品 正親さん(守山市三宅町蓮生寺住職)  「今年3月東北地方の子どもたちを受け入れ」

宮本 和宏 守山市長  「大槌町とさらに連携を強める」


その後、メモリアルコンサート。


又、菱倉さんは福島に家があって、度々ご夫婦で行かれ、そこを拠点にバスで北上。被災地へ。

又、福島の家の土、柿などの放射線の値を調べるということをされています。
 

 
除染も始まりました。
 
 
ただそれは、除染というより、移染というもので、
市が掲げている目標は無理だろうと。
 
穏やかに話して下さいましたが、
女性の底に流れる強さを感じました。


2013年6月8日土曜日

「毎月11日の会」・・・。6月例会のご案内。

6月の11日の会は6月11日火曜日です。

テーマ

「大震災に思いをよせて」
~これから行動隊の仕事~

滋賀県守山市在住の菱倉佳代さんにお話しいただきます。
・・・守山市で活躍する“これから行動隊”。
団塊世代の自立した動きに注目・・・


◆  6月11日(火) 18:30~20:30

◆  大阪中央公会堂 第1会議室 
    大阪市北区中之島1-1-27 06-6208-2002
   
         

◆  参加費 1,000円

◆  定員20名(先着順)

ご参加をおまちいたしております。

2013年5月12日日曜日

「毎月11日の会」 ・・・。5月例会が終わりました。



本日のスピーカーの森松明希子さんは、
「自主避難者の2年間」と題して、元気いっぱい話して下さった。
度々、鼻がみるみる赤くなり、唇をかまれる。

郡山市から大阪へ自主避難をされている。

震災当時5か月の娘と二人で家にいる時に被災。
マンションの各部屋ごとに設置されているエコ給湯器が倒れ、
部屋は、水がみるみるあふれ、膝辺りまで水がたまった。
天井からも階上の水がぽたぽたとこぼれだした。

ほとんどが濡れてしまった中で、何枚かの紙おむつを持って、
子供をおんぶして、向かいの保育所に避難。
幼稚園に行っていた息子とは、5時間後に会う。
仙台に出張していた夫とも再会。

住む家がなくなり、夫の勤務場所の病院へ。

その後、子供たちの事を考え、福島から少しでも遠いところで暮らすことになる。
夫は、福島の病院で仕事を続ける。

森松さんは、自主避難者の、精神的、経済的な悩みを語られた。

子供たちを、放射能からは守ったけれど、父親と別れての生活による精神的な影響は?

二重生活による経済的な苦しさ。
自主避難は、政府からの援助は一切なし。

父親が、家族に会いに来る為の交通費。

自分が声をあげることで、傷を受ける人たちがいること。

父親に対するフォローができない社会。

自主避難者への対応。

個人保護法の事。

等々・・・。

そして、
福島で暮らす、小さい子供を持つお母さんたちの現状。
その人たちの声を代弁したい。
それしか私にはできない。

そう最後に言われた。




 
森松さんが紹介してくださった絵本。
 
 
 
流れに逆らって泳ぐ人がいた。
家に向かって。そしてとうめいになった。
電車の中、赤ん坊を抱いた人。
遠くへ、ここではない遠くへ逃げたいという。
そして消えた。
 
 
森松さん達、避難ママのおちゃべり会が発行した本。
 
「20年後のあなたへ」
東日本大震災避難ママ体験手記帳
 
発行 避難ママお茶べり会
 
 
2011年3月11日に起こった未曾有の災害で、
避難生活を余儀なくされたお母さんたちの体験記。
 
とても綺麗で上品な本。
 
今は幼い子供たちが大きくなった時に読んで欲しい。
 
「なぜ、父親と離れていたの?」
「原発事故があった時、お母さんはどうしていたの?」
「なぜ、避難を決意したの?」
 
今しか残せないのでは、という思いから、
葛藤の中、どう決断し、何を学んだか、を残そう。
そう思われ、手記と合わせて
20年後の子供たちに宛てた手紙も書かれています。
 
1冊500円。どうぞお買い上げください。 

2013年5月5日日曜日

「毎月11日の会」・・・。5月例会のご案内。


「毎月11日の会」 5月例会は、

「自主避難者の2年間」と題し、
郡山市から大阪へ自主避難をされている

森松明希子さんです。

・・・生計、保育、家族などの問題山積。
             道はどう開けるのか・・・。



◆  5月11日(土) 18:30~20:30

◆  大阪中央公会堂 第1会議室 
    大阪市北区中之島1-1-27 06-6208-2002
   
         
◆  参加費 1,000円
 
◆  定員20名(先着順)
ご参加をおまちいたしております。

 

2013年4月19日金曜日

「毎月11日の会」・・・。ボランティア大募集!!!

 
下記の通り、ボランティアを募集いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 


2013年4月12日金曜日

「毎月11日の会」・・・。4月の例会が終わりました。

 
「過去にしてはいけない・・・」
フクシマへの思いと関西からの行動。
 
おひさまカフェ代表
木幡 智恵子さん。
 
4月の例会は、福島南相馬から、兵庫県三木市に避難した木幡さんのお話でした。
 
震災時、富岡市で仕事。
自宅のある南相馬に、6時間かかって帰りつく。
家が立っていて、夫や子供二人と会えた時、大声で泣いた。
 
車の中のラジオでも、携帯のテレビでも、原発は安全と言っているのに、大熊町、双葉町、浪江町と帰る途中、ずっと防災無線が、
「放射線が漏れるおそれがある。」とずっと放送していた。
 
おかしい。
 
私達は、子供(もうすぐ5歳の娘と、3歳の息子)の健康を一番に考えたかった。
夫の、
「家族で福島から離れよう」という言葉で、
木幡さんのご両親の家や親戚の家、知人宅、ホテルを、漂流するかのように転々とする。
 
罹災証明書がない時と、それが出た後の行政の対応の差に愕然。
 
今も、三木市で、「おひさまカフェ」という名前の避難者の会を持ち、罹災証明一枚での線引き等、行政に対する訴えを続けている。
 
ぼそぼそと語りながら、時には唇をかみしめ、言葉を詰まらせ、声を荒げて話す木幡さんの話は、例会参加者全員の心にドーンと届いた。
 
個人情報を明かさない、という昨今の法律が、いろんな方面で問題になっている。
明かして良いかどうかわからないけれど、嬉しい情報。
木幡さんは、今年の10月に3人の子供お母さんになる。

2013年3月26日火曜日

「毎月11日の会」・・・。4月例会のご案内。

4月11日の「毎月11日の会」は、

「過去にしてはいけない・・・フクシマへの思いと関西からの行動」

と題して、
南相馬から兵庫県三木市に避難されている、

木幡智恵子さんがスピーカーです。

現在は、避難者セルフヘルプGおひさまカフェ代表をされています。

・・・フクシマを隠すことは苦しかった。
今ようやく周りを見渡す余裕も・・・。
 
 
◆  4月11日(木) 18:30~20:30
 
◆ 大阪中央公会堂 第6会議室 
    大阪市北区中之島1-1-27 06-6208-2002
     ○地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅1番出口から徒歩5分
     ○京阪電車「淀屋橋」駅西出口から徒歩5分         

◆ 参加費 1,000円
 
◆ 定員20名(先着順)
 
 
ご参加をおまちいたしております。



 

2013年3月12日火曜日

「東日本大震災追悼の会」・・・3月の例会が終わりました。


 
「―東日本大震災追悼の会―」
 
関西YMSネット「毎月11日の会」特別例会が終わりました。
 

「心をいやすハンドマッサージ ケアの力 音楽の力」と題し、心理カウンセラーの藤崎恵子さんにお話を聞きました。

藤崎恵子さんは、震災直後の5月から、NPOハーティで、被災地支援のボランティアプロジェクトを立ち上げ、責任者として東北へ度々通われています。

藤崎さんは、心のケアを目的に、傾聴を行うつもりでいいらっしゃいましたが、震災直後の避難所の人々はまだその段階ではなかったそうです。
藤崎さんは私たちの出来ることで、役に立つことはないかと考え、
アロマハンドマッサージを始められました。

被災者の人とテーブルを挟んで向き合い、アロマオイルで手をマッサージ。
手と手を触れあわせ、聴く、と、いうことに徹するということで、
又、アロマの香りのリラックス効果で、話が出来るようになる方たちが出てきたそうです。
「被災者の方の話を聞いていると、涙が出そうになるけれど、その時は下を見てマッサージを続ける事が出来ます。」という藤崎さんの言葉が大変印象的でした。
 
藤崎恵子さん。
 
 
使われているアロマオイルの香りを・・・。
 
 
栄篤志さん。
 
藤崎さんのお話に続いて、
藤崎さんに同行している三線奏者の栄さんが、
演奏してくださいました。
三線の音、歌声には、会場の全員が聞き入り、
涙する人達も多くいらっしゃいました。
 
被災地で、この音を聴かれた方々は
「奄美が見える。」と。
大変喜ばれたそうです。
 
音楽の力って凄い。
 
飯尾愛子さん。
 
藤崎さんと同行されている飯尾さんは、
被災地からの手紙を紹介してくださいました。
 
 
 
「鎮魂」
 
休憩を挟み、美山在住のウベ・ワルターさんが尺八を演奏。
 
震災直後すぐに寄付を募り、米や子供服を持って一人で石巻へ。
 
「行こう。」と、周りの人々を誘うと、
 
「まだ早い。と言われたので、一人で行った。これが虚無僧だ。」
 
 
あちらこちらの被災地で、ウベさんが、一つ所に佇んで、
ずっと尺八を吹いている、という話も幾度か聞きました。
 
ウベさんの尺八は、微か、静か、強さ。
その響きが脳や、心臓や、肺やら、
身体の全てに入ってくるようでした。
 
語られる叫びの言葉。
 
ウベさんの演奏は、会場の皆に訴えていました。
 
 
ウベさんは、東ドイツから亡命してこられています。
被災地をみて東ドイツを思い出したそうです。
 
にこやかで、冗談もいっぱいのウベさん。
 
「ありがとうございました。」
 
 
MBSのテレビクルー。
 
遠藤雅彦さん。
 
福島のいわきから避難。
福島から県外避難をされている方たちをサポートされています。
 
遠藤さんが、テレビの密着取材をうけていらっしゃいました。
 
厚かましいですが、「毎月11日の会」のことも取り上げられたら、と思っています。
 
放映は、5月19日、深夜12時50分から13時50分。
MBS「映像'13」
 
 
 
会も終わり解散をしようとしていたら、会場内から、
「30秒で良いから話させて。」と若い女性が飛んできました。
 
大槌町に住む女性です。
 
「毎月11日に、私たちに心を寄せてくださっている集まりがあることを知って嬉しいです。ありがとうございます。
いつか、ここへ来て、あんなんだった私たちの町が、こんなに美しくなりました、と報告しに来ます。」
 
涙しながら、なんども「ありがとうございます。」を繰り返されました。
突然の事で驚きました。
「ありがとう!」は私達の方ですよ。
 
被災地から取り寄せたお菓子。
 
18時30分から21時まで、無事に追悼の会は閉会いたしました。
 
皆さま。ありがとうございました。