2013年10月12日土曜日

「毎月11日の会」 10月の例会が終わりました。

10月例会のスピーカーの髙松昌子さんは、福島避難者こども健康相談会おおさか実行委員会をされています。

長年、こどもが、こどもとして、当たり前に成長していくことを支援する活動に長く携わってこられました。
自然に原発避難者の母子の支援へと向かわれました。

半年に一度、
「避難者こども健康相談会おおさか」を開催。
医師、看護師、弁護士、司法書士、保育士等の方々がボランティアで参加。
1組、約30分、医師による個別面談で健康相談。
その後、法律、生活、教育の相談や、
アロマハンドマッサージ、お茶会などを楽しまれています。
その間は、保育ボランティアの方がこどもと遊んでくれるので、お母さんたちは他の避難者と情報交換したり、お茶をゆっくりと飲めるという時間を持つことも出来ている。

健康相談会に寄せられた内容の一つを話してくれた。

福島県が18歳未満の子どもを対象に行われている県民健康調査。
甲状腺ガンが43人のこどもから発生。
こどもの甲状腺ガンは、100万人に一人ないし二人という極めて稀な病気なのでこれだけみても事の重大性はわかる。

ゼリーをつけた器械(2cm×5cm程度)を首に当てて、超音波で甲状腺を調べると言う第一次検査で、A2判定(5mm以下の結節や、20mm以下ののう胞を認める)を受けたこどもが44パーセントを占める。

「第二次検査はしなくて良いし、次の検査は2年後。大丈夫なんでしょうか?」

相談を受けた医師は、相談者の今の状況に応じアドバイスをし、又、スタッフたちと共に、お母さんから出来る限りの不安を除くフォローをしている。

こどもに異常が出たお母さんたちはこれからどのような気持ちでこどもを大きくされていくのだろう。

高松さん達が言われる、
「こどもが、こどもとして、当たり前に成長していくこと。」
この言葉の重さを思いました。

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