2013年3月26日火曜日

「毎月11日の会」・・・。4月例会のご案内。

4月11日の「毎月11日の会」は、

「過去にしてはいけない・・・フクシマへの思いと関西からの行動」

と題して、
南相馬から兵庫県三木市に避難されている、

木幡智恵子さんがスピーカーです。

現在は、避難者セルフヘルプGおひさまカフェ代表をされています。

・・・フクシマを隠すことは苦しかった。
今ようやく周りを見渡す余裕も・・・。
 
 
◆  4月11日(木) 18:30~20:30
 
◆ 大阪中央公会堂 第6会議室 
    大阪市北区中之島1-1-27 06-6208-2002
     ○地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅1番出口から徒歩5分
     ○京阪電車「淀屋橋」駅西出口から徒歩5分         

◆ 参加費 1,000円
 
◆ 定員20名(先着順)
 
 
ご参加をおまちいたしております。



 

2013年3月12日火曜日

「東日本大震災追悼の会」・・・3月の例会が終わりました。


 
「―東日本大震災追悼の会―」
 
関西YMSネット「毎月11日の会」特別例会が終わりました。
 

「心をいやすハンドマッサージ ケアの力 音楽の力」と題し、心理カウンセラーの藤崎恵子さんにお話を聞きました。

藤崎恵子さんは、震災直後の5月から、NPOハーティで、被災地支援のボランティアプロジェクトを立ち上げ、責任者として東北へ度々通われています。

藤崎さんは、心のケアを目的に、傾聴を行うつもりでいいらっしゃいましたが、震災直後の避難所の人々はまだその段階ではなかったそうです。
藤崎さんは私たちの出来ることで、役に立つことはないかと考え、
アロマハンドマッサージを始められました。

被災者の人とテーブルを挟んで向き合い、アロマオイルで手をマッサージ。
手と手を触れあわせ、聴く、と、いうことに徹するということで、
又、アロマの香りのリラックス効果で、話が出来るようになる方たちが出てきたそうです。
「被災者の方の話を聞いていると、涙が出そうになるけれど、その時は下を見てマッサージを続ける事が出来ます。」という藤崎さんの言葉が大変印象的でした。
 
藤崎恵子さん。
 
 
使われているアロマオイルの香りを・・・。
 
 
栄篤志さん。
 
藤崎さんのお話に続いて、
藤崎さんに同行している三線奏者の栄さんが、
演奏してくださいました。
三線の音、歌声には、会場の全員が聞き入り、
涙する人達も多くいらっしゃいました。
 
被災地で、この音を聴かれた方々は
「奄美が見える。」と。
大変喜ばれたそうです。
 
音楽の力って凄い。
 
飯尾愛子さん。
 
藤崎さんと同行されている飯尾さんは、
被災地からの手紙を紹介してくださいました。
 
 
 
「鎮魂」
 
休憩を挟み、美山在住のウベ・ワルターさんが尺八を演奏。
 
震災直後すぐに寄付を募り、米や子供服を持って一人で石巻へ。
 
「行こう。」と、周りの人々を誘うと、
 
「まだ早い。と言われたので、一人で行った。これが虚無僧だ。」
 
 
あちらこちらの被災地で、ウベさんが、一つ所に佇んで、
ずっと尺八を吹いている、という話も幾度か聞きました。
 
ウベさんの尺八は、微か、静か、強さ。
その響きが脳や、心臓や、肺やら、
身体の全てに入ってくるようでした。
 
語られる叫びの言葉。
 
ウベさんの演奏は、会場の皆に訴えていました。
 
 
ウベさんは、東ドイツから亡命してこられています。
被災地をみて東ドイツを思い出したそうです。
 
にこやかで、冗談もいっぱいのウベさん。
 
「ありがとうございました。」
 
 
MBSのテレビクルー。
 
遠藤雅彦さん。
 
福島のいわきから避難。
福島から県外避難をされている方たちをサポートされています。
 
遠藤さんが、テレビの密着取材をうけていらっしゃいました。
 
厚かましいですが、「毎月11日の会」のことも取り上げられたら、と思っています。
 
放映は、5月19日、深夜12時50分から13時50分。
MBS「映像'13」
 
 
 
会も終わり解散をしようとしていたら、会場内から、
「30秒で良いから話させて。」と若い女性が飛んできました。
 
大槌町に住む女性です。
 
「毎月11日に、私たちに心を寄せてくださっている集まりがあることを知って嬉しいです。ありがとうございます。
いつか、ここへ来て、あんなんだった私たちの町が、こんなに美しくなりました、と報告しに来ます。」
 
涙しながら、なんども「ありがとうございます。」を繰り返されました。
突然の事で驚きました。
「ありがとう!」は私達の方ですよ。
 
被災地から取り寄せたお菓子。
 
18時30分から21時まで、無事に追悼の会は閉会いたしました。
 
皆さま。ありがとうございました。