2013年12月14日土曜日

「毎月11日の会 」・・・。12月例会が終わりました。


12月の例会は、東京在住の高由貴子さんを迎え


『東北のお菓子屋さんと東日本大震災』と

題して話していただきました。


高さんは無類のお菓子好き、2005年にブログ『近所の和菓子屋さんの豆大福、パン屋さんのあんぱん』を立ち上げるやいなや評判になり、『東京いとしの和菓子』という本も出しておられます。

2011年におきた東日本大震災の時に
「東北の大好きなお菓子はどうなったのだろう。」というのが主な思いで東北にボランティアで入り菓子舗を廻られました。

高さんは、いろんな方の励ましでお店を再興され、地元に根付くお菓子を作り始めた菓子舗を訪ねて取材し、お菓子の写真を撮ってブログで多くの方々に発信されています。



志ほがま
宮城県塩竈市宮町「丹六園」

天然記念物の「鹽竈桜」が木型で作られている。

宮城産糯米粉
藻塩
青紫蘇

格式の高い軟落雁


長寿楽


宮城産糯米

胡桃
黒糖

軟落雁

「丹六園」はなんとか難を逃れ、
レシピ、木型が残った。

いろんな方の励ましもあり復興へ向かわれている。



ゆべし(おかし工房木村屋)



どぶろく饅頭(おかし工房木村屋)
震災で店舗、工場、自宅は流出
仮設で営業再開。

お祭最中(御菓子師 玉嶋屋)

2012年、全国和菓子協会より
「選・和菓子伝統職」に認定された。
あの、虎屋と同じ賞。

どのお菓子もずっと前から東北の方たちと共にあった。
震災で途絶えることなく又次の時代に伝えられる。

高さんは本当に良いお菓子を選んでくださった。

お菓子に焦点を当て話して下さった事で、
あの東北で被災した方達、
多種の職業、家族、一つ一つが
被災している、ということを今更ながら思う。