竹内容堂さん。
「避難、除染、家族、雇用の問題」
~南相馬のこれから~
福島在住の竹内容堂さんが福島から話をしに来てくれました。
テレビ、新聞等の報道では知り得ない福島、
特に南相馬の様々な事を話してくれました。
行政がすることを待っていては何もできないので、
個人が動いているということ。
がれきの問題、除染の問題、補助金の問題。
営利目的の人、あるいは集団の問題。
そして、今大きな問題は、お金では解決できない内面の問題。
児童虐待は震災前の5倍に増えているそうです。
今、福島に必要なことは、
「夢」
「夢が欲しい。」と言われます。
容堂さんが大阪へ来て、感じたのは、
みんなが明るい。
「福島?原発事故あったの。それは大変だったね。」
そんなのりの明るさ。
私は、言葉では表現できない悲しい思いがしました。
「何か遠隔地からできることはないか?」という質問に、
「今は精神的な支えが大事だから、関わっているものにしかできない。しかし、その関わっている人をフォローする事はできる。」
本当ですね。
それだったら少しは何とかできるかも。
この会の一番良いところ。
全員がスピーカーの話を聞きながら、
同じことを必死で考えていること。
先月のスピーカーの鈴木さんが、石巻の仮設住宅で暮らす女性たちに依頼して作ってもらっているハートのアクリルたわし。
昨日届いたばかりと持参くださいました。
「プレゼントです。」と、言われましたが、出席者全員で買いました。
1ケ200円。
手書きのメッセージと名前がついています。
鈴木さん曰く、
「現地へ行って、見ただけではだめだと思います。
その後、小さいことでも行動を起こすことが大事。」
仮設に暮らす人々は、
「手間仕事をしておこずかいをいただける。ということが嬉しい。」と、言われるそうです。
何より、仮設のご近所さん達が、一つのところに集まって、
おしゃべりしながら作業する時間は、きっと良い時間でしょうね。
竹内容堂さん。
「大阪で少しゆっくりする。」って言ってたけれど、
容堂さんと話したい人がいっぱいで、なかなか休めませんね。
私達といる時は、どうか少しでもリラックスしてくださいますように。
それが出来る信頼関係をつくりたいと思っています。
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